仕事で国道を走っていて、交通事故の現場を目の当たりにしました。
横から飛び出してきた乗用車を避けようとした大型トラックが横転し、
トラックの後ろを走ってきたバイクが追突して、
ライダーは6~7メートル飛ばされました。
すぐに救急車と警察を呼んで、その場を通りかかった人たちと一緒に
交通整理をして119通報をした人が電話で指示を受けて応急処置を
していました。
横転したトラックからは燃料やらオイルがもれていて、いつ引火しても
おかしくない状況だったので、トラックの運転手を運転席からひっぱり出して、
歩道に寝かせました。
二人ともひどい出血で、バイクのライダーは意識がないようでした。
すぐに警察と救急の人がやってきたのでその場を引き継いで、
少し事情聴取を受けてその場をはなれました。
ちょっとしてから、ラジオのニュースでその事故が報道されて、残念ながら
ライダーの方は病院に運ばれて間もなく亡くなられたという事でした。
いろいろ思う事があったけど、ほんとうに人の命ははかないものです。
あの瞬間の一秒前までは、ピンピンしていて、多分
今晩何をたべようかっていうような近い未来の事や
お盆休みはどうしようっていうような中ぐらいの未来の事とか
もしかしたら、老後は年金でるのかな~といった遠い未来の事を
たまには考えたりもしていたであろうと思われる一人の人間が
たった3秒かそこらの出来事で、この世からいなくなるなんて。
正直いって知り合いじゃないから、単純に悲しいとかっていう感情とも微妙に違う。
その瞬間を見たからかな、うまく説明できない不思議な感情が、
頭の中をぐるぐる廻って、涙がでてきます。